「医療レーザー脱毛には発がん性がある?」「医療レーザー脱毛は皮膚がんをもたらす?」などの噂を聞いたことがありますか?
これらは医学点根拠から申しますと関係性は無いといえます。
今回は、医療レーザー脱毛と発がん性のリスクについてご説明したいとおもいます。
医療レーザー脱毛による発がん性のリスクについて
紫外線や放射線に発がん性があるように、医療レーザー脱毛のレーザーにも発がん性があるのではないかとよく疑問視されますが、実際には医療レーザー脱毛による発がん性のリスクは、極めて低いと言えます。
400nm以下の波長が含まれている光は、直接DNAに影響を及ぼし、発がん性の恐れがありますが、医療レーザー脱毛のレーザー(光)には、400nmの波長が含むものは存在しません。
つまり発がん性のリスクが極めて低いと言えます。
火傷から起こりうる発がん性のリスク
医療レーザー脱毛をするリスクとして、火傷(やけど)があります。
その火傷から発がん性があるのではないかと疑問に思われる場合もあります。結論としては、火傷ががんのリスクを高めたという証拠は立証されていません。
下記の論文では、火傷した後25年における皮膚がんやその他のがんのリスクについて調べた研究結果が記載されています。ここからも発がん性のリスクが極めて低いことがわかります。
参考文献:Risks for skin and other cancers up to 25 years after burn injuries
参考URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17028504/
既に皮膚がんがある場合
既に皮膚がんがある場合でも、症状を悪化させることはないと言われています。しかしメラノーマ(悪性黒色腫)の方が治療を行うと、細胞の増加を促進させ、悪化させてしまう可能性があります。
その他に医療脱毛で起こりうるリスクはある?
医療脱毛に発がん性のリスクは低いとここまででご理解いただけたかと思いますが、その他に起こりうるリスクについてご紹介いたします。
硬毛化(こうもくか)・増毛化(ぞうもうか)のリスクとは?
硬毛化:脱毛後に前より濃く、太い毛が生える現象 増毛化:脱毛後に前より毛量が増える現象 |
医療脱毛を行った後、稀に硬毛化や増毛化になってしまうリスクがあります。硬毛化や増毛化の原因に関しては、医学的に解明されていません。不安な方は脱毛を受ける前にクリニックでの対応を確認しておきましょう。
毛嚢炎・毛包炎(もうほうえん)のリスクとは?
毛嚢炎:毛穴に細菌が繁殖することで起こる赤みやかゆみ、炎症などの肌トラブル |
医療脱毛で照射した箇所に毛嚢炎ができる可能性があります。これはレーザー脱毛で毛穴が大きなダメージを受け、肌のバリア機能が低下することで発生します。人によっては腫れて痛みが出たりする場合もあります。
フェミークリニックのリスクを防ぐ取り組み
美容皮膚科 フェミークリニックでは医療レーザー脱毛後に起こるリスクを防ぐ取り組みとして、冷却装置のついた脱毛機を使用し、照射後には炎症止め、保湿剤を塗布しております。また、肌トラブルが起きた場合は薬代・処置代・再診料無料で常駐の医師や看護師が迅速に処置をいたします。
医療レーザー脱毛はフェミークリニックへ
美容皮膚科フェミークリニックでは、これまで20年間で40万人以上の患者さまの医療脱毛を行ってきました。患者さまの不安を少しでも取り除くために、あらゆるリスクに対して対策を行っております。まずは、無料でカウンセリングを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
このページの監修医師
大阪梅田フェミークリニック 院長 小山 紗也
香川大学医学部医学科 卒業後、香川大学医学部附属病院皮膚科 入局。令和5年12月に大阪梅田フェミークリニック院長に就任。日本皮膚科学会 所属。