脱毛について調べていて、「脱毛後に毛が濃くなった」というコメントを見たことはありませんか?
実はそれ、「硬毛化」という症状なんです。
起こるのは稀で、一時的な症状ではありますが、適切な対処をとることが大切です!
そこで今回は、硬毛化の原因や対処方法についてご説明します!
産毛が濃くなる「硬毛化」ってなに?
硬毛化とは、脱毛施術でレーザーや光を照射したところの毛が、脱毛前よりも太く・硬くなる現象のことです。
似たようなものに増毛化があります。こちらは、脱毛施術によって毛が増えたように感じる現象のこと。毛穴の数は決まっているので実際に毛が増えるわけではありません。硬毛化によって太い毛が目立ち、毛が増えたように感じるのです。
クリニックやエステサロンでは、施術前に硬毛化についての説明があると思います。私も患者さまに説明していますが、「きれいな肌になりたくて脱毛するのに、毛が濃くなるんですか!?」とビックリされる方が多いです。
残念ながら、硬毛化は医療脱毛、エステ脱毛(サロン脱毛)、家庭用光脱毛機器のどれでも、そして誰にでも起こる可能性があるのです。
硬毛化の原因
硬毛化のメカニズムは、まだはっきりとわかっていません。
有力とされている説が「発毛組織の活性化」です。
レーザーや光を照射したのに発毛組織が破壊できず、中途半端に刺激が加わったことで毛母細胞が活性化。脱毛しきれなかった毛が硬く・太く成長してしまうのです。そのため、施術から1〜3カ月たって気づく方が多くなっています。
そもそも「細胞を破壊する」ことは医療行為です。エステサロンの光脱毛や家庭用光脱毛機器では細胞を破壊しない程度の弱いエネルギーしか使えません。それだけに、医療脱毛よりも硬毛化が起こりやすいといわれています。
硬毛化しやすいのは産毛が多い場所
医療脱毛は、高出力のレーザーを照射して発毛組織を破壊する施術です。
レーザーは黒色に反応するため、細い産毛だと反応が弱く、発毛組織がうまく破壊されずに硬毛化がおきやすくなります。
硬毛化が起こりやすい部位
硬毛化のリスクが高いのは、顔、うなじ、背中など。どれも産毛が密集している場所です。逆に、脇、VIO、腕、足などは、濃く太い毛が多く硬毛化しにくい部位です。
硬毛化のリスクを減らすには?
ここで、おさらいです。
硬毛化の原因は、レーザーや光を照射しても細胞が破壊されずに、中途半端な刺激で細胞が活性化されるためでしたよね。
「だったら、しっかり破壊できるくらいパワーを上げたらいいのでは?」と思いますよね。
患者さまからも聞かれますが、そうもいかないんです。
レーザーの出力を強くすると火傷や肌トラブルのリスクが高まりますし、痛みも増すので限度があります。
では、どうすればいいかというと……
硬毛化しやすい産毛に対応できる医療脱毛機器を使えばいいんです!
もちろん、大阪梅田・心斎橋・天王寺フェミークリニックでも、産毛に適した医療脱毛機器を導入しています。
それでも硬毛化してしまったら?
もし、産毛が硬毛化してしまっても焦ることはありません。
医療脱毛機器の出力を調整したり、より適切な機器に変えたり、患者さまの状態に合わせて施術すれば脱毛できます!
ですから、「毛が濃くなっているかも」と思ったら、まずは施術を受けたクリニックやエステサロンに相談しましょう。
そのとき、硬毛化した毛をカミソリやシェーバーで剃ってしまっていると症状が把握できないので、そのままの状態にしておいてくださいね。
産毛の硬毛化が不安な方はフェミークリニックへ
脱毛後に産毛が濃くなるのは、「硬毛化」のためだということがおわかりいただけましたか?
そして、硬毛化の予防方法・対処方法のポイントは次の通りです。
・硬毛化のリスクを抑えるには、医療脱毛を選ぶ
・産毛に対応した医療脱毛機器を使う
・レーザーは弱くてもダメだし、強すぎるのもダメ。出力の調整が重要
・硬毛化してしまったら、別の医療脱毛機器も検討する
こう見ると、複数の医療脱毛機器を揃えていて、硬毛化にも対応できる実績のあるクリニックがよさそうですよね。
大阪梅田・心斎橋・天王寺フェミークリニックは5種類の医療脱毛機器を取り揃え、患者さまに合わせて選んでいます。
さらに、レーザーの出力も、お肌や毛の状態をチェックして毎回細かく調整しています。
もし硬毛化してしまったら、医師の診察を受けていただき、対処方法や現状を把握させていただきます。
硬毛化した部位への照射は半年程度やめた方がいいため、期間を空けてから照射を再開させていただきます。
「毛が濃くなるのが不安で脱毛に踏み切れない」という方は、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
私たちと一緒にムダ毛のないすべすべ素肌を目指しましょう!
このページの監修医師
大阪梅田フェミークリニック 院長 小山 紗也
香川大学医学部医学科 卒業後、香川大学医学部附属病院皮膚科 入局。令和5年12月に大阪梅田フェミークリニック院長に就任。日本皮膚科学会 所属。